学生実習

学生実習とは

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薬学6年制について

平成18年4月より、薬剤師養成のための薬学教育が変更されました。従来の4年制から薬剤師になるには6年制課程の履修が求められます。現在、薬学系の学部学科を設置している大学は、全国に74校(国立14校、公立3校、私立57校)あります。また、その6年間の学習過程のうち、地域の薬局や病院で合わせて5ヶ月間の実務実習が義務化されました。長期実務実習は薬学生の5年次に実施され、平成22年度より開始されています。

島根での長期実務実習について

長期実務実習は、所定の課程を修めた認定実務実習指導薬剤師の所属する施設(薬局、病院とも)にて行われます。学生のうちに実際に医療現場で薬剤師の業務を体験することで、臨床に係る実践的な能力を培うことを目的としています。現在、島根県には約60名の認定実務指導薬剤師がいます。また、島根には薬科大学や薬学部をもつ大学がないために、他県で薬学を学ぶ学生がふるさとに戻って実習を行っています。平成22年度から、中四国地区や近畿地区、関東地区からの薬学生の受け入れを行っています。

島根県実務実習セミナーについて

島根県薬剤師会では長期実務実習が開始された平成22年度より、薬剤師会主催の実務実習セミナーを開催しています。同時期に島根で実習を行う実習生に集まってもらい、同期生としての交流の手助けや、実習中の悩みの共有・解消の場を提供しています。また同時に指導薬剤師、大学教員にも参加してもらうことで、薬(薬局)-薬(病院)-薬(大学)の連携を深めています。